叡山詣(2004年10月15日) | 酔扇鉄道

叡山詣(2004年10月15日)

今年度はまだまだ薄給ながら1週間あたりの仕事量が増加し、あまりぼーっとする暇がない。今の仕事について5年目、まだまだ至らない点だらけではあるが、自分なりのペースで経験を積み重ねてきたつもりでもある。
とりわけ今年の夏はまとまった休みが8月末まで取れず、心身ともにバテ気味に(涙)。
で、日頃町中をせかせかと移動する日々から少しでも離れるべく、叡山詣と洒落こんでみた。まぁ、半分は京阪京津線と叡山電車に乗車するのが目的だったのだが(笑)。

京阪坂本駅から比叡山高校の方へ向かって歩き、ケーブルカーの駅へ。売店のおばちゃんに勧められるままに「むらさきいもキャラメル」を買い、発車を待つ。
ケーブルカーの車内では、運行中案内放送が流れていた。比叡山の中腹、琵琶湖を望む方角に向かって紀貫之が埋葬されているのだとか。

湖畔へと
見つめ続けし
貫之卿
我も見つめん
実りの秋を

酔扇


ケーブルカーを降りた後は延暦寺参り。ただ到着したのが2時20分頃。拝観料を払おうとすると、受付の方が「あと1時間ぐらいしか見て回れないよ(拝観時間は3時30分までらしい)」と言い、拝観料をちょっぴりまけてくれた。これも御仏の御加護か(笑)。
根本中堂などを見て回ったあと、今度は京都市街地方面へ向かって1時間近く山歩き。日頃の運動不足を痛感(苦笑)。
ちょっとくたびれた時に同業の友人から「叡山はいかがですか」とメール。なんとなく励まされ、もう一踏ん張り歩いたところで、下山するロープウェーが見えてきた。

前を飛び
何を伝えん
赤蜻蛉
行くべき道を
我に教えん

酔扇

あとはロープウェーにケーブルカーと叡電を乗り継いで京都市街地へ。まぁ、自分なりに気分がすっきりしたのが、何よりの収穫。