酔扇鉄道 -846ページ目

イコちゃんストラップ

イコちゃんストラップをゲット。
と言っても前から目当てにしていたとかではなく、たまたまJR明石駅構内に掲示されていたポスターで知ったのだが。

『ICOCA(イコカ:JR東日本で言う所の「Suica」カードのようなもの)1周年記念プレゼントキャンペーン』というのがある。キャンペーン期間中に「ICOCA」を購入するか、2000円以上チャージした場合、その時の領収書があれば、各種プレゼントに応募できるというもの。これが念頭にあったので、仕事のため到着したJR明石駅で早速2000円チャージしようとした所、別のキャンペーンポスターが目に入った。

トートバッグかハンドタオル(いずれもプレゼント品のこと)がいいかな、などと思いながらそのポスターを見てみる。そのポスターによれば、今、JR立花駅から播州赤穂駅の範囲内でICOCAを3000円以上チャージし、その領収書をみどりの窓口へ持っていくと、写真のストラップがその場でもらえるというもの。

3000円以上ねえ。微妙に1000円上げとるがな(笑)。とか言いつつ私はすかさずチャージ、そして交換。で、写真を撮って「備忘録」にアップ。・・・・・まあ私のような奴が結構いると言うことでしょうな(苦笑)。


財布開け
英世を継ぎ足し
窓口へ
ICOCAでいこか
でも今日は仕事(哀)

酔扇


ところで何で立花~播州赤穂なんだろうか?「鉄分」の濃い人なら、理由はすぐにわかるのだろうか。



「花の生涯」を訪ねて

今日はオフ。予告通り(笑)いざ近江路、目指すは彦根へ。
まずJR草津線貴生川駅まで乗車。ここからは「近鉄」で彦根を目指す。

おかしい?いいや、おかしくない。「近鉄」=近江鉄道なんだから。

屁理屈なんかじゃない(笑)。実際、近畿日本鉄道(世間一般に言う「近鉄」)より近江鉄道の方が先に開業しており、「近鉄」の略称も先に用いているのだ。

ま、実はこの知識は昨晩同業の友人から教えてもらった、とあるホームページを見て知ったことなのだが。ここでそのホームページを勝手に紹介するとお叱りを受けるかも知れないので伏せておくが、この場を借りて友人氏並びにそのホームページ制作者の方にはお礼申し上げたい。

この「近鉄」乗車も今日の目標の一つ。ちなみに貴生川駅は信楽高原鉄道も乗り入れている。こちらも未乗車。いずれまたこの駅に来ることになるだろう。

まず「近鉄」の切符を買おうとしたら、自動券売機ではなく、窓口越しに直接駅員に行き先を告げ切符を買うという形式。日頃、「ICOCA」や「スルッとKANSAI」やらに馴染んでいる私には返って新鮮。彦根行き930円の切符を購入。そして目の前に時刻表があったので思わずゲット(笑)。早速出発進行!

乗車した車輌は2両編成のワンマンカーで八日市行き。八日市駅で米原行きに乗り換える必要がある。無人駅で降りる場合は一番前のドアから降りなければならない。

一部の駅及び周辺を除き、路線はほとんど単線で、かつ窓から見える風景はなんだかずっと同じ。乗客も沿線沿いの学校の生徒や買い物に出かけるおばさん達がメイン。中には自転車ごと乗車する人がいるのには驚かされたが、驚いたのはどうやら私だけ(笑)。きっといつもそうしているのだろう。乗客の中で私だけが明らかによそ者。だが、それがいい。

稲刈りを
終えたる田の中
行く車輌
いつもの会話
いつもの景色

酔扇


かれこれ一時間以上乗車したのではないだろうか。私にとってはあっという間だったが彦根駅に到着。「近鉄」彦根駅は、改札口こそ分かれているものの、駅舎自体はJR彦根駅と繋がっている。

ここで2つ目の目的を。まず「近江鉄道旅行センター」を探す。あっさり見つかる。ほんと駅前。そして早速

「ボンネットバスのチョロQ、ありますか?」「はい、一つ700円ですがおいくつですか(勿論年齢を聞いているのではないだろう、ってそりゃそうか?苦笑)」「5つ下さい」


彦根駅
降りて見つけし
ボンネットQ
引いて放せば
我走り出す

酔扇

『近江鉄道チョロQ 初期型ボンネットバス(昭和36年~42年運行)』げっとぉ!!


これぞ昨日受けた神からの啓示のお導き!5つも買うな(笑)?いや、1台は箱から出して遊ぶ分(爆)、1台は予備(かざっとく分)。後はひょっとしたら友人達やら甥っ子やらに渡す(かもしれない)のだから。・・・とか言いつつ、5台並んで走り出すボンネットバスって良いなあ、と夢想する私(笑)。いい年して?何の!「いい年」だからこそまとめ買いできるんでしょうが!

さ、帰ろ。・・・ってあかんやん。これじゃタイトルはなんなんや(苦笑)。ついつい満足感に浸りきってしまった(笑)。

まだ残っている目的。そう、彦根城に行くんだ。わざわざ彦根まで来て、一番の名所に行かずチョロQ買って帰るだけって何者だ自分(笑)。

ここで、今日のタイトルの説明を簡潔に。
『花の生涯』とは、1953年に船橋聖一が発表した、井伊直弼を主人公とした歴史小説のこと。1963年にはNHK第一回大河ドラマ『花の生涯』として放映されている。

自称「大河ドラマ評論家」と致しましては、大河の舞台の地に行かずしてなるものか、と言うわけだ。実際彦根に降り立った時、私の脳内では『花の生涯』オープニングテーマがずっと鳴り響いてたぐらいだ。

彦根城内に向かうとお堀端が目に入る。そして城内に向かおうとすると井伊直弼公の歌碑があった。

あふみの海
磯うつ波の
いく度か
御世にこころを
くださぬるかな

(井伊直弼)

歌碑の傍には解説文の掲示があり、読んでみる。たとえ国賊扱いされようとも、大老として開国を決断し困難な政局に立ち向かっていた直弼の心情が表された一首である。

まずは旧彦根市民ギャラリーで開催されていた、「船橋聖一生誕100年記念特別展-井伊直弼『花の生涯』-」を見学する。そう言えば『元禄繚乱』(中村勘九郎主演のいわゆる「忠臣蔵」もの)も船橋聖一原作だったことを思い出す。

それから、見学料を払い彦根城博物館そして彦根城見学へ。博物館では、井伊家伝来の甲冑や茶器など様々な一品の数々が展示されていて、歴史・とりわけ戦国・江戸時代好き、もっと言うならば『信長の野望』好きならいつまで経っても見飽きない内容(笑)。武将に茶器を与えると忠誠度が上がる理由が良くわかるようになるはず(笑)。

博物館内には能舞台が復元されており、実際に能や狂言が行われるイベントもあるらしい。この日はこの能舞台を眺める格好で茶席が設けられており、私も500円払い、お薄にお菓子を頂く。
お菓子は2種類の打ちいずれかが選べるようになっており(季節によって変わるようだ)、私は「彦根しぐれ」を選んだ。粒餡を黄身餡でくるんだロールケーキ型のお菓子で、ほどよい口溶けにあっさりとした甘さがお薄に合う。久しぶりのお抹茶。茶道の作法がすっかりうろ覚えになってしまっている自分に気が付き、ちょっとショック(哀)。

凛々と
静けさ冴ゆる
能舞台
薄日差し込み
紅葉踊らん

酔扇


博物館を出ていよいよ天守閣へ向かう。彦根城の天守閣は、京極高次が築城した大津城のものを移築したものらしく、小振りではあるが木々の中から見せる姿は貫禄十分。生憎の天気(徐々に回復に向かってはいたが)ゆえに、見晴らしは今ひとつだが、晴れた日に臨む琵琶湖はさぞや美しいものだろう。

一通り見学し終え、彦根城を後にして彦根駅に戻ろうとした所、「彦根駅前郵便局」を発見。おっと思い立ち、ちょいと貯金(笑)。

そう言えば結局まだ昼食を摂っていない。なので彦根駅売店で「牛肉弁当」を買い求め(米原駅でも売っている駅弁らしい)、これを帰りの新快速の中で食べることにした。

心残りなのは、まだ近江鉄道を完全制覇(乗車)していないこと。また来たい。

神からの知らせ

今日は午後から天王寺、晩は西宮で仕事。一週間で最も帰宅が遅くなる曜日が木曜日。やはり人間の体は、夜は寝るようにできているんだろうか、と思ったりする。大体午後10時を過ぎるあたりから、体がぐっと疲れてくるようにも思う。ま、そう言いつつ、毎週木曜の天王寺の仕事はやる気自体は満々なんだが。

疲れたと言いつつ、明日はオフ。やっぱり出かけたい。雨も明日は大丈夫(と思いたい・苦笑)。仕事に出る前から迷いはあった。和歌山城か、彦根城か。どちらも良いなあ。和歌山にしようかな。和歌山線乗ってみたいし。

とか思いつつ、メールをチェック。すると同業の友人から衝撃の報告が!


突然に
吹きつけたるは
近江風
心ゆらめく
すすきの如く


酔扇


これは行かねば。近江が私を待っている。「あれ」が私を待っている。この報告は神のお告げに違いあるまい。

・・・私は無神論者なんだが(爆)。